相性

どんなに「平等」とか「皆、仲良く」と謳ったところで、
相性が悪ければどうにもならんと思います。
突然なんなんだ、と思われたらすみません。
何のことは無い、食べ物の話です（笑）

今日、朝食後のお茶の前にネーブルを食べたんですわ。
それからお茶の用意をしようとして、暫し逡巡。
何を飲もうかと迷ったのでございます。
今、うちには茶と名の付くものが結構ありまして、
番茶、ほうじ茶、麦茶、紅茶、タンポポ茶、ジャスミン茶、
トウモロコシ茶、それからお土産の蓮茶、がございます。
（どう考えても賞味期限がヤバそうなものも…滝汗）
朝が米だったので、紅茶とタンポポ茶（珈琲代わりです）はパス。
季節的に麦茶とトウモロコシ茶（←体が冷えます…）もパス。
残りから選ぼうとしていると、口に残るネーブルの残像が
「ほうじ茶にしなよ」と囁きました。

あ、そうか、そうだよな、と一人で凄く納得。
ネーブル（蜜柑）も緑茶も酸味とビタミンCが豊富なんですな。
酸っぱいもの同士、相性が良いというわけではなく、
似たもの同士の同族嫌悪（？）で喧嘩してしまうのでしょう。
だから、番茶、ジャスミン茶と蓮茶（緑茶に混ざってる）は
自動的にアウトになってしまうというわけ。
なるほど、深いなあ（そうか？）と感心して、
現在ほうじ茶を飲むに至ります。

ほうじ茶も元は緑茶のはず。しかし、蜜柑と喧嘩しません。
焙じられることでビタミンCが壊れ、焦げた苦味が加わって、
味がまろやかになるようです。
人間も何か壊れても、それによって何か加わって、
まろやかに成熟するのかも、とほうじ茶で哲学をする、
休日の暇人、夕陽さんでございました。