異母兄弟

最近、自分が歴史物の異母兄弟に目をつけやすいという
どうしょうもない事実に気がつきました。
例えば、草壁皇子と大津皇子。
例えば、源頼朝と源義経。(古代史じゃないですが)
他にもあるのですが、まあその辺は普通の興味です(笑)
この二人、必ずライバル関係にあるんですよね。
そこが私には美味しい…のかもしれない。
そんな基準なら、蘇我入鹿と山背大兄王とか
葛城皇子と有間皇子とか、羅列し出したら切が無いです。

女性だと、同母姉妹間のライバル関係をネタにする気にはならないです。
鵜野讃良皇女は実姉の太田皇女に嫉妬していたかもしれませんが、
それは二人が同じ男(大海人皇子)と結婚してしまったからであって、
そうでなければ、鵜野は距離を置いて接することもできたと思います。
御名部皇女と阿閉皇女はどうなんでしょうね。
この二人はすごく結びつきが強い気がする。
と言うか、鵜野＆御名部＆阿閉連合軍vs山辺皇女(大津皇子后)であり、
vs藤原氏だったんではないでしょうか。
氷高内親王と吉備内親王の場合は、異母姉妹説もあります。
でもまあ、仲は良かったんじゃないでしょうか。
氷高さんは冷静だし、吉備様は結構腹黒ドライ…失礼。
お二人とも、結構クールドライだった気がするので。

まあ、とりあえず、古代史は面白い？

草壁様～★

わけわかんないくらい、草壁皇子さまマイ☆ブームでございます。
最初は吉備様のパパ、くらいの観念しかなかったのに、
同人ネタ考え付いた途端、ああオソロシヤ。
妄想は膨らみに膨らんで、今にも脳みそから垂れ流しそうです。
人に気づかれないかと、かなり心配ですヨ。

調べてみて、改めて思ったことですが、
草壁様ってあまり有名ではないですね。
ママはかの有名な女帝、持統天皇ですし、
パパも有名。だって天武天皇だもん。
妻は元明天皇、息子は文武天皇、娘は元正天皇。
彼と吉備様だけですよ、天皇になってないの！
いや、天皇になればいいってもんじゃないのですが、
何だか父娘の悲哀を感じます。

今、歴史街道の裏で書き募って、憂さを晴らしていますが、
その内、この日記にも飛び火しそうです。

系図について

歴史街道を執筆していて思うのですが、
現在ちまたに出回っている家系図の信憑性は
どんなものなのでしょうか。

私の大好きな作家さんのお一人、永井路子さんは
「古代史の家系は母系も見なければならない」
と仰っています。

例えば、斉明(皇極)天皇。
父方から看れば蘇我氏の血は引いていないけど、
お母様は思いっきり蘇我氏の人です。
(吉備姫王と仰るようでね。
 吉備内親王と名前が同じでちょっと嬉しい)
でも、学校の資料集には父方しか書いていない。
おかしな話ですね。
蘇我氏の血を引かなければ、天皇になれなかったのに。

藤原氏もそうです。
いくらパパが天皇でも、ママが有力者の娘でなければ、
その子は天皇になれませんでした。
それに、当時は婿取り婚だったので、
子どもの面倒は全部母方で見ていたんですよね。
それなのに、父親の名前だけ残されるなんて、おかしい。

結構改竄されているんだろうな、と思うと
いろいろいじってみたくなる今日この頃です。